今日は、毎日子育てを頑張っているお父さん、お母さん方と一緒に子育て勉強会を開催しました。
まだまだ、コロナウイルス感染症の影響で全保護者対象とはいきませんでしたが、0~2歳児の保護者と一緒に
『乳児期の口腔機能の発達について』と題して歯科衛生士の方に来園していただきお話を聞きました!
まずは口腔の発達から、、、
0歳のときは月齢によって口の動かし方が変化していく(嚥下機能・捕食機能・押しつぶし機能獲得期)のだそうです。それによって、食べ物の形状も変わっていきます。舌も奥から前に発達していくので離乳食は奥に入れない方がいいそうです。
1歳~2歳になると、手づかみ食べや食具を使って食べるようになり(手づかみ食べ・食具食べ獲得期)一口量の学習もしていきます。この一口量の学習には丸い形の口に入りきらない大きさがいいそうです。
3~5歳になると食具食べ完了期と言われ、ほうばって食べる様々な食経験をするのがいいそうです。噛み応えのある食材を積極的に取り入れ、食材は大きめで一口では食べにくい形態に。特に骨付き唐揚げはおすすめだそうです
そしておやつについて、、、
乳歯は永久歯よりエナメル質(歯の表面)が薄く、虫歯に対する抵抗力が低く進行も早いとのこと。その為、歯磨きやおやつ、甘い飲み物に十分気を付ける必要があるそうです。
甘いおやつよりもおにぎりなどがいいかもしれませんね
遊び食べ・むら食い・少食・偏食への解決策として・・・
1、お腹を十分すかせて食べましょう(間食は時間と量を決める、適度な運動)
2、食事中の水分摂取は控えめにして、よく噛む習慣をつけさせましょう
3、食事に集中させましょう(テレビは消しておもちゃも片づける、一緒に「おいしいね」と食事を楽しむ、ダラダラと食べずに食事時間は30分で切り上げる)
4、無理強いはしないようにしましょう
噛む力をつけるには??
・家での食事内容を噛み応えのあるものにする(具材を大きくする、食感のいいものを混ぜるなど)
・ばっかり食べにならないようにする(特にカレーライス、うどん、卵かけご飯、汁かけご飯は注意です)
・開口運動をする(口を大きく開けて10秒保持)
・舌を出す
ご家庭でもぜひ、お子さんと一緒にやってみてくださいね
食事の仕方、口の使い方の不具合は、早い段階で1歳過ぎから見えてくることが多く、そのままにしていると3~5歳で食べ方、発音にも影響が出てしまうようです。
毎日の生活の中での少しの改善で口の動きだけでなく、姿勢や集中力まで変わる場所もあるので、口の動きもよく観察してみて下さいとのことでした。
口腔機能の発達は体の発達にも影響するようですΣ(・ω・ノ)ノ お家でも、お子さんの食事の仕方や口の動きを観察してみてくださいね(*´ω`)
質問コーナーもあったので先日、保護者の方からの食事調査アンケートであった″口を閉じて食べない″に対しての解決策を聞いてみました!!
鏡の前で意識して食べさせることが効果的だそうですよそして、口は敏感なところでもあるので唇を触って刺激してあげるといいそうです。これは、口がよく開いている子にもいいそうです。
今回、勉強したことを保育の中でも遊びながら子どもたちと楽しんで口腔運動ができればと思っています
お忙しい中、ご参加いただきありがとうございました<(_ _)>